4月22日(水)海外市場 ガイトナー発言で反発も円安持続せず
昨日21日はNY時間、ガイトナー米財務長官が「銀行の大多数は必要以上の資本を保有」と発言し、米政府が実施中の19銀行に対する健全性テストで、16行が実質破たん状態との見解を受けて強まっていた金融不安が後退。NYダウが127ドル高で取引を終えるなど、米金融機関の業績先行き懸念を背景とした軟調な流れが一転し、株高・円安で取引を終了しました。
しかし22日の東京市場で、通関ベースの本邦貿易収支が予想外の2ヶ月黒字となり、日本の経済ファンダメンタルズ改善を材料とした円買いが持ち込まれ、また今夜NY市場開始前に発表される米金融機関決算を警戒する動きから、99円手前で伸び悩んだドル/円が午後にかけて98円前後へ、一時70円台を回復していた豪ドル/円も69円割れをうかがう展開となるなど、前日NY時間の上げ幅をほぼ相殺する軟調な値動きに終始しました。
今夜7時台に発表予定の米投資銀行モルガン・スタンレーと米大手銀行ウェルズ・ファーゴの1-3月期決算は、これまでのシティグループ、バンク・オブ・アメリカなどと同様に時価会計ルールの緩和によって上振れ期待があるものの、来期以降の業績見通しが不透明との見方も根強くリスク選好の流れを引き戻すきっかけになるか微妙なところがあります。
また英国関連では17:30に今月7日分のイングランド銀行(BOE)議事録が公表予定ですが、金利水準を下げ余地のない0.50%に据え置き、英国債の買い入れ増額もなくインパクトに欠けた今回の議事録内容はポンド下落に結びつきにくいと思われます。
そのなかでユーロは、アイルランドなど欧州諸国の国債格下げ懸念や折からの経済低迷、そして欧州中央銀行(ECB)が5月7日の政策決定会合で非伝統的手法を実施する公算が高まるなか対円、対ドルなどで一方的な下落が続いています。そうした流れのなかで、昨日の独ZEW景況指数が2007年8月以来のプラス圏へ改善し、一時ユーロが買い戻される場面がありました。足元のユーロ圏経済指標が全体的に低迷するなか、週末24日により一般的なデータとされる独Ifo景況指数が発表予定であるため、同指数がZEW指数に続いて改善傾向を示すか注目されます。
しかし22日の東京市場で、通関ベースの本邦貿易収支が予想外の2ヶ月黒字となり、日本の経済ファンダメンタルズ改善を材料とした円買いが持ち込まれ、また今夜NY市場開始前に発表される米金融機関決算を警戒する動きから、99円手前で伸び悩んだドル/円が午後にかけて98円前後へ、一時70円台を回復していた豪ドル/円も69円割れをうかがう展開となるなど、前日NY時間の上げ幅をほぼ相殺する軟調な値動きに終始しました。
今夜7時台に発表予定の米投資銀行モルガン・スタンレーと米大手銀行ウェルズ・ファーゴの1-3月期決算は、これまでのシティグループ、バンク・オブ・アメリカなどと同様に時価会計ルールの緩和によって上振れ期待があるものの、来期以降の業績見通しが不透明との見方も根強くリスク選好の流れを引き戻すきっかけになるか微妙なところがあります。
また英国関連では17:30に今月7日分のイングランド銀行(BOE)議事録が公表予定ですが、金利水準を下げ余地のない0.50%に据え置き、英国債の買い入れ増額もなくインパクトに欠けた今回の議事録内容はポンド下落に結びつきにくいと思われます。
そのなかでユーロは、アイルランドなど欧州諸国の国債格下げ懸念や折からの経済低迷、そして欧州中央銀行(ECB)が5月7日の政策決定会合で非伝統的手法を実施する公算が高まるなか対円、対ドルなどで一方的な下落が続いています。そうした流れのなかで、昨日の独ZEW景況指数が2007年8月以来のプラス圏へ改善し、一時ユーロが買い戻される場面がありました。足元のユーロ圏経済指標が全体的に低迷するなか、週末24日により一般的なデータとされる独Ifo景況指数が発表予定であるため、同指数がZEW指数に続いて改善傾向を示すか注目されます。
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